[st-kaiwa2]こんばんは、いちあきです。[/st-kaiwa2]
7月29日に放映開始した『東京喰種トーキョーグール』を放映日の朝に観てきました。
余談ですが、東京喰種って変換出にくいのでついつい東京グールって打ってしまいそうになります笑(もう単語登録しました)
東京グールの感想をまとめると以下の通りです。
- 実写映画「東京喰種」はかなり原作に沿っていた!
- 窪田正孝さんの喰種の演技がすごかった!
- 全体的に良くできており、面白かった!
元々の設定が日常の話なのと、キャラクターに対しての役者の配役がベストマッチしていたので没頭して観ることができました。
Twitterでの感想を見ていると、中にはこんな意見も。
昨日は東京グールを映画館で観てきたんだけど、いつもわたしは映画を観ると途中で集中力が切れてしまうというか、腰痛いなあとか体勢変えたいなあとか思う時間帯が必ずあって、それが昨日はなくてびっくりした。そのくらいわたしは実写化もアリだったと思った。
— みゆ (@miyuyuyu77) 2017年7月30日
いかに没頭するほどの映画かわかりますね!
また、映画版の東京喰種のストーリーは原作の3巻までです。原作ありのアニメが30分で1巻進むこともあるので、尺的にも問題ありません。
実写化映画にありがちな原作を無視した展開や急展開が多いなか、実写「東京喰種 トーキョーグール」は原作を尊重しつつ、更に補完する演出が入っていました。
しかし、細かい点や一部展開は「うーん」と思ってしまう点や、原作未読者は設定がわからずに一部シーンで置いてけぼりになるかもしれません。
ですが全体的に僕は面白かったと思っています!理由についてはこれから【ネタバレ感想】として解説します。
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[toc]
映画『東京喰種トーキョーグール』あらすじ
人の姿をしながらも人を喰らう怪人【喰種(グール)】。水とコーヒー以外で摂取できるのは「人体」のみという正体不明の怪物たちが、人間と同じように暮らしている街、東京。ごく普通のさえない大学生の金木研(カネキ)は、ある日、事件に遭い重傷を負ってしまう。病院に運び込まれたカネキは、事故の時一緒にいた喰種の女性・リゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。自分が喰種化したことで苦悩するカネキは、以前から通い詰めていた喫茶店あんていくで働き始め、そこでアルバイトをしている女子高生・霧嶋董香(トーカ)と出会う。
あんていくは喰種が集まる店で、トーカもまた喰種なのだった。トーカはぶっきらぼうな態度を取りつつも、やがてカネキを助ける存在となっていく。そんな中、喰種にも人間と同じように、守るべき家族や大切な友人がいること、愛する気持ちや哀しみ、憎しみといった感情があることを知り、カネキは人間と喰種、二つの世界の価値観の中で葛藤する。一方、喰種を駆逐しようとする人間側の組織・CCG(Commission of Counter Ghoul)の捜査官・亜門(鈴木伸之)、真戸(大泉洋)が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていくのだった…。
あらためて見ると、かなり秀逸なあらすじです。
これもう映画見る必要ないんじゃないか。
登場人物は以下の通りです。
非常にわかりやすい人物相関図ですね。一目で関係性がわかって秀逸です。
“あの”清水富美加もメインキャラクターで出演しています。
トーカちゃんは意外とハマり役でした。本人は嫌がってたらしいけどね…
映画『東京喰種トーキョーグール』あらすじ簡略版
この世界では【喰種(グール)】とよばれる食人種が存在しています。
一般的な大学生「金木研(以下カネキ)」(窪田正孝)が事故により半喰種となります。
人間の食べ物を受け付けない喰種、そして喰種には喰種の世界があります。
カネキは耐えられない空腹に苛まれ、喰種が秩序を保つ喫茶店「あんていく」に助けを求めます。
そしてカネキは喰種の世界を知ることで、人間と喰種の間で葛藤します。
そんな中、喰種を駆逐する捜査官「CCG」が現れ、喰種の日常を破壊します。
喰種としてのカネキはこの捜査官にどのように立ち向かうのか。
続きは劇場でお楽しみください。
映画『東京喰種トーキョーグール』感想(ネタバレあり)
見所は「人間としてのカネキと喰種としてのカネキの葛藤」です。
東京喰種は今の原作でこそ、かなり喰種寄りの話になっているのですが、序盤はとにかく葛藤がテーマに感じられます。
半喰種のカネキは人間の食べ物が食べられません。食べられるのは「人肉」。
しかし”元人間”としての倫理観がなかなか事実を受け入れられずに「人肉」を食べることができません。
その結果、異常な飢えに苦しみ、最後には人間の親友さえも食事に見えるという状況になります。
空腹の飢えを耐えるカネキを演じる窪田正孝は、息を飲むほどの迫真の演技でした。
“食事”を前にして出てくる欲求、そしてよだれ。震える姿を見ているとこちらまで苦しくなってきました。(2代目藤原竜也ですよこれ)
また、現実の食べ物や飲み物が出てくることで、状況演出がグッとリアルになりイメージが強く残っています。これは実写の強みですね。
【原作との違いは?】シナリオは概ね原作通り。でも蛇足な展開も…
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原作はマンガで、アニメなどメディア展開されているのですでに話を知っている方も多いと思います。原作との違い気になりますよね?
結論をお伝えすると「最初1時間はかなり原作通り、後半1時間は色々変更有り」という感じです。
あらすじを見ていただいたらわかると思いますが、今作は喰種捜査官との戦闘までです。
原作にして”3巻分”。映画の時間は2時間なので十分な尺が取れています。
- 前半1時間で「カネキがあんていくの一員になるまで」
- 後半1時間で「ヒナミちゃんと捜査官CCG編」
といった感じです。かなりベストな尺の取り方じゃないでしょうか。
序盤は原作通り。細かい展開の違いはあるが気にならない
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前半1時間はかなり原作通りでした。
感想でお伝えしたように「カネキの葛藤」がじっくり描かれており、感情移入することができます。特に家中をちらかしてコーヒーを探すシーンは圧巻です。
ですが、細かいシーンで見ると結構違う箇所がありました。
例えば「西尾錦」との出会いですが、原作だと親友の永近に連れられて研究室に行った後、路地裏に連れて行かれて襲われます。
しかし、映画だと永近に連れて行かれた研究室で直接襲われます。尺の取り方の都合上仕方ないところですが、「痕跡が残りやすい研究室で襲うってどうなの?」と考えてしまいます。
とはいえ、カネキと錦の戦闘が細かく演出されていたのは良かった点ですね。
原作でも永近の危機に初めて喰種の武器である赫子(かぐね)を出して暴走するのですが、映画は赫子を出してからの戦闘が激しかったです。研究室の棚や机は吹っ飛びまくるし、入り口のドアも利用するしでぐちゃぐちゃになっていたのがリアルで迫力がありました。
そんなに広い研究室ではないので、ハイスピードなアクションバトルというよりは赫子の強力さやおぞましさを感じるちょっと泥臭い戦いでした。
ついでに永近が原作とは比べ物にならないくらいにボコボコの血だらけにされていました。あれはやりすぎでは…
このように一部シーンは尺の都合上短縮化されています。ですが個人的重要シーンだと思う所はカット無しだったので満足です。
特にカネキが錦を撃退したあとに永近を食べようとするシーン。血まみれの永近の顔を舐め回すのは本当に鳥肌モノでした。
喰種の爆発しそうな食欲がめちゃくちゃ出ていて素晴らしかったです。
後半は大筋は原作通り。CCG側の調査がかなり補完されていた
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後半は結構賛否両論だと思います。個人的には及第点って感じです。
シーンを削る・変更するというより、追加されていました。
特に捜査官が笛口親子(ヒナミやリョーコ)にたどり着くまでの捜査がかなり詳細になりました。
細かい部分は是非本編で見てほしいのですが、ざっくり言うと「ヒナミのお父さんの遺留品に付着していた繊維から服を割り出し、聞き込み調査から張り込み」というようにかなり「捜査!」という感じになっていました。これは個人的に良かったです。原作だといきなりバレていたのでちょっと展開が早すぎるかなーと思ってました。
あと、リョーコさんの最後のシーンはやばかったです(小並感)
原作からしてやばいシーンなのですが、崩れ落ちるリョーコさんとか泣き叫ぶヒナミちゃんがリアルすぎて涙が出そうでした。ヒナミちゃん(桜田ひより)の演技が良すぎましたね…
ですが、「ん?」と思った部分もあります。
追加シーンで捜査官の捜査に感づいた「あんていく」がヒナミとリョーコさんを24区へ移住させる話があります。
そして、「あんていく」を出て行く前にヒナミがカネキに「お父さんのお墓に行ってお供えがしたい」と言います。当然ヒナミは指名手配状態なので行けません。
そこでカネキが「僕が代わりに行ってくるよ」と言い、真夜中にお墓に行きます。その結果、張り込みしていた捜査官にお墓の場所を特定されるんですね。
いくら顔がバレていないとはいえ、そんなお墓に行ってしまったらむしろ自分が危なくなるじゃん!と思うとカネキが軽率に感じました。
あんな可愛いヒナミちゃんに本気でお願い事されたら仕方ないところもありますが笑
捜査官との戦闘は”戦闘中心”。カネキと亜門の対話が少なめ…
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そして肝心の捜査官との決闘。戦闘自体はかなり激アツでした。
ですが戦闘演出に特化しすぎたのはマイナスかもしれません。
序盤の東京喰種の面白さはリアルな戦闘(相手の動きを見切っての殴り合い)にあると思っているのですが、亜門との戦闘が派手になりすぎな気がしました。
というのも、捜査官との決闘前にカネキの修行イベントがあります。これは原作にもトーカちゃんに教えを乞うのがあり、戦闘の基礎を教えてもらいます。
ですが、映画では戦闘の基礎というレベルではありません。
めちゃくちゃ尺を取って修行パートしていたのはもはや笑いが出ました。
その結果、カネキはトーカちゃんにも負けないレベルの身体能力を手に入れてしまいました。やりすぎだわこれ……
なので、亜門との戦闘は超スタイリッシュ。
亜門さんが最初に運転していた車をカネキが襲撃して戦闘が始まるわけですが、車のドアを使って相手の動きを封じたりするアクションは面白かったですね。
他にも赫子を使って、亜門を掴んで戦闘していたフロアの2回に投げたうえで、超絶身体能力で追いかけるシーンはめちゃくちゃカッコよかったです。
ということで、戦闘パートは基本的にカネキの圧勝。
そのせいか、重要シーンである亜門との対話がかなり少なめに。
名シーンも何故かもう亜門が瀕死状態で「これもう話聞こえてないだろ」みたいな状態でした。対話というより一方的に話しているような感じ。これはマイナスでしたね。
トーカちゃんと真戸さんの戦闘はよかったです。
クインケの重量感や羽赫のスピードがしっかり描写されており、「これが喰種の世界の戦闘かー」と納得できました。
特に清水富美加はアクションをするイメージが無かったのですが、しっかり動いているようなカメラワークが良かったですね。
一部のシーンはスタントらしいですが、特に違和感なく見ることができました。
戦闘の流れについては原作とは少し異なりますが、大きな流れは同じでした。
ただ、捜査官が使用するクインケ(武器)に関する説明が全くなかったため、真戸さんのクインケに親子共々絶望する理由がわかりずらかったかもしれません。
まとめ
良かった点と悪かった点をまとめると以下のようになります。
良かった点
- 原作通りの展開・スピード
- 役者の演技力(喜怒哀楽がハッキリしていた)
- 捜査官パートの捜査補完
- ヒナミちゃんが可愛い
悪かった点
- カネキvs亜門の対話が少なめ
- 解説が少なめ、原作未読者は少し置いていかれるかも
目立つような悪かった点がなかったので僕は概ね満足しています。
ただ、本当の原作未読者やガチのファンが見るとどう思うかはわかりません。
そこはご自身で確認してください。
▼亜人の実写版も喰種と同じくらいに面白かったです!
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【終了】来場者特典もあります。原作者書き下ろしコースター
なんと実写を原作者の石田スイさんが書き下ろしたコースターが来場者特典で配布されます。
全部カッコよすぎ……
現在は3週目になりますので、第1週と2週のビジュアルは手に入れることができません。かなり良い出来なのでプレミアつかないかな…笑
1週目だとお気に入りは西尾錦ですね。亜門さんも捨てがたい…
3週目のカネキとトーカちゃんめっちゃいい!というか全体的に好きですね。
プレゼント最終週ということで気合が入っているように感じます。
【追記】
なんと、書き下ろしコースター17種コンプリートエディションが抽選で10名様にプレゼントされるとのこと。
応募期間は8/16日正午まで!めちゃくちゃ短い期間でした…
5日間限定!特別企画!!半券チケット キャンペーン実施決定!石田スイ先生描き下ろしコースター【コンプリートエディション】全17種類をプレゼント! – 東京喰種
コースター全部はすごく欲しいですね!
特に3週目の金木君はやっぱりめっちゃ欲しいです。
【終了】8/18に御礼公開記念の舞台挨拶!
また、8/18(金)に追加の舞台挨拶が行われました。
少し期間が空いてから舞台挨拶があると、ファンにはうれしいですね!
当日は金木研役の窪田正孝さんと亜門鋼太朗役の鈴木伸之さんが登壇されました。
撮影会まであったそうで、ファンにはたまらない舞台挨拶になりましたね。
金木くんのマスクはやっぱり息がしづらいらしいです。
口はずっとチャックされてますもんね…
こういう裏ネタを知れるのは舞台挨拶の特権ですね。
【追記】DVD&Blu-Rayが12/20(金)に発売決定!
出典:映画「東京喰種トーキョーグール」
映画『東京喰種トーキョーグール』のDVDとブルーレイが12/20(金)に発売されました!
カネキvs亜門の戦闘がやっと自宅でも楽しめるということですね。
更に豪華版ではメイキング映像や未公開シーンも含まれるそうです!
映画『東京喰種トーキョーグール』にハマった人は必見ですね。
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