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実写映画『ジョジョ 第一章』ネタバレ感想!スタンドによる戦闘は完璧!

こんばんは、いちあきです。

実写化映画ネタバレ感想シリーズその3です! 

さあ本日は映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の放映日です!僕は昨日の記事で宣言したとおり、10:00の回に行ってきました。

平日の朝一番ということもあり、映画館はガラガラでした。

意外とおじいちゃんやおばあちゃんが多くて、「感性合うのかな…」なんて心配になりました笑

さて、原作ファンとして昨日の不安は的中したのか。気になるところだと思います。

結論から言うと、大体的中していました…(´;ω;`)

  • 役者推し
  • 原作改変
  • 低評価

おそらく、全体的な評価は低くなりそうな内容でした。

ですが、CGを使ったスタンド使いの戦いはめちゃくちゃカッコよかったですし、神木隆之介くんが演じる広瀬康一は完全に広瀬康一でした。

なので「全てが悪い!」と言うつもりはありません

ここから先は以下の流れで実写化した『ジョジョ』の評価をお伝えしていきます。

  • 面白かった点
  • 悪かった点
  • 原作との相違点

例によって【ネタバレ感想】ですので、ご注意ください。

目次

実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』あらすじ

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美しい海辺の町・杜王町(もりおうちょう)に暮らし、見た目こそ不良だが心根は優しい高校生の東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。仗助のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものを直すことができるというものだった。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる。

引用:ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 : 作品情報 – 映画.com

杜王町という架空の町で発生する事件に立ち向かう高校生のお話というところです。

超能力の可視化「スタンド」を使った戦いが見所ですね。

詳しくは昨日の記事を見てください!

ちなみに原作の2巻分のストーリーとなります。(虹村兄弟との戦いまで)

尺は大丈夫そうですね!大丈夫だよね……

実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』キャラクター

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

主人公は「東方仗助(山崎賢人)」です。嘘、承太郎老けすぎ…

そして、「広瀬康一(神木隆之介)」が友人ポジションです。

そして今回の敵は下の三人です。

  • 虹村形兆(岡田将生)
  • 虹村億泰(新田真剣佑)
  • 片桐安十郎(山田孝之)(以下アンジェロ)

2時間で3人と戦う。これ自体は尺的にも問題なさそうですね。

個人的役者MVPは「神木隆之介」と「観月ありさ」

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

神木君が演じる広瀬康一はめちゃくちゃ良かったです!

原作の弱々しさと強さを兼ね備えている演技がGOOD!

なんだか声も似ているような気がしてします笑

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

観月ありさが演じる「東方朋子」は仗助の母親です。

観月ありささんは母親役をさせたら最強な気がします。

ちょっと気が強いけども優しい感じが朋子らしく、非常に良かったです。

実写映画 『ジョジョの奇妙な冒険 第一章』感想(ネタバレあり)

ここから先は特にネタバレ感想になります。

「良かった点」「悪かった点」「原作との違い」を解説しますね!

良かった点:スタンドがリアルで戦いが熱い!

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(画像引用:クレイジーダイヤモンド / ひさちゅう さんのイラスト – ニコニコ静画 (イラスト)

見所はやっぱり「スタンド使いによる迫力あるバトル」ですね!

荒木飛呂彦先生の独特なスタンドのデザインと能力。これらを駆使したバトルは原作やアニメ問わず熱いものがあります。

映画においても熱さは健在です。

「人は実写なのにスタンドはCGだと違和感があるんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありませんでした。

身体から霧のように出ている生命エネルギー、そしてその先で佇むスタンド。

特に違和感なく見ることができました。むしろ、実際にスタンドがいたらこんな感じなのかなと納得できました。

スタンド使い同士の戦いにおいてもリアルさは健在です。

今回、アンジェロと呼ばれる敵がいます。

スタンドは「アクア・ネックレス」です。能力は以下の通り。

“水分に混ざり、相手の体内に侵入して攻撃する”

こいつが、仗助の自宅に侵入してきます。

そして、目を離した隙に家の中のあらゆる水分をぶちまけます。

台所の蛇口はもちろん、冷蔵庫の中の飲み物や台所の調味料。挙句の果てには加湿器まで全開にして水分を家の中に充満させます。

原作でも同様の事をするのですが、実際の自宅でスタンド攻撃を受けるとああも自宅を無茶苦茶にされるのか…とリアルに感じました

このリアルさは実写映画特有のメリットですね。良かったです。

悪かった点:細かいものから大きなものまで原作改変

最初にお伝えしておくと、僕は原作改変自体が悪いものだと思っていません

実写には実写らしい演出が必要ですし、原作をそのまま持ってくると違和感があるところがありますよね。それを改変することは悪いことというより、むしろ良いことだと考えています。

(例えば、「あの花」の実写ドラマで『めんま』の髪色を黒にしたこと等)

ただ、特に意味のない改変やストーリーを破綻させるような改変は悪いです。

そして『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は個人的に悪い原作改変がされていました……

原作との違いその①:広瀬康一が転校生、山岸由花子が世話役

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

細かいかもしれませんが、気になります。

やはり1度映画を見ただけだと、なぜ転校生設定にしたのかよくわかりませんでした。

このように、特に意味の無さそうな改変だと違いに目がいき、原作ファンは映画に集中できなくなります

そして山岸由花子を無理やり登場させたのは、第二章の伏線ですね。

予め山岸由花子の異常性(ストーカーのような気にかけかた)を見せておくことで、「お、こいつ第二章でなんかありそうだぞ」と思わせる作戦でしょう。

大人の都合で分割された映画の宣伝のために無理やり登場させられた気しかしません。

あとはおそらくドラマ性を持たせたかったというところでしょう。

広瀬康一と山岸由花子の関係性を描写しないと、第二章につながらないと考えたのでしょう。

そこは原作の解釈の違いなので「こうだ!」と一概には言えません。

しかし、僕は唐突に山岸由花子が出てきたほうが好きだったなぁ…と思っています。

原作との違いその②:無駄に長いドラマ、感動させようという話の流れ

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とにかく気になったのは、無駄に長いドラマです。

完全に実写化の悪いところが出ています。

開幕にアンジェロ、雰囲気が暗すぎるしどうでもいい

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

原作は康一くんが絡まれているところから物語がはじまります。

映画はアンジェロの過去から物語がはじまります

マジでなんで最初からアンジェロを見ないといけないんだよ……

しかもこれがまあまあ長いです。

具体的にはアンジェロがどこかの家に立てこもって、家族を縛り付けているところからスタートです。この時点ではスタンドはありません。

そこに仗助の祖父である東方良平が駆けつけます。駆けつけた警官を察知して、逃げるアンジェロ。そこに虹村形兆が現れ、アンジェロを矢で射抜き、スタンドが発現する。

といったところまで描写されます。最高にどうでもいい。

虹村兄弟の父で無理に感動させてきます

虹村兄弟の父親が化物になっても、家族の写真を探していた話です。

これは基本的に原作通りなのですが、演出がくどかったです。

あのシーンは確かに良いシーンなのですが、感動がメインというよりやるせない気持ちを持つ方が大事だと考えています。

それを、無駄に壮大な感動系BGMにやたらと長い尺を使うことで無理に感動方面に持っていかれたのは気になりました。

日本のドラマ特有の気持ち悪い部分が出てしまっています。

じいちゃん(東方良平)エピソード長すぎ

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(画像引用:映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』公式サイト

東方良平(國村隼)のエピソードがめちゃくちゃ長いです。

原作にもあった、コンビニ強盗事件の犯人にさえ良平との関係性を持たせられていました。

おそらくこれは、仗助に「杜王町を守る」という意志を受け継がせるための演出です。

しかし気になったのは、仗助が杜王町に興味がなさすぎるということ。

仗助は優しいので、原作の話の流れでも問題なかったはずです。

それをわざわざ「じいちゃんみたいに町を守るとかそんな気持ちねーから」みたいなことを言わせて反発させたうえで、意志を継がせる必要はあったのでしょうか。

あったのです。良平がアンジェロによって殺された後に仗助は良平の部屋でとある新聞記事のレポートを見つけます。

それが、16年前に杉本鈴美が吉良吉影に殺されたあの事件です。

この事件に良平が関わっていて、犯人を追い続けていたという設定が生えます。

良平がずっと追っている→仗助は良平の意志を継ぐ→吉良吉影と戦う理由の完成

どうしてそんなことをしないといけないのか、この理由は次です。

原作との違いその③:レッド・ホット・チリ・ペッパー、何それ?

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(画像引用:ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル 

これが最大の原作改変です。

原作では、虹村兄弟との戦いの直後に、虹村形兆にスタンド能力を引き出された「音石明」が力を蓄えるため、弓と矢を回収に来ます。

そのとき、虹村形兆が弟の虹村億泰を庇い死亡するという重要なシーンがあります。

結論から言うと、レッド・ホット・チリ・ペッパー絡みはすべて無くなったでしょう。

では、虹村形兆はどうなったのか。

シアーハートアタックに弓と矢ごと殺されます。

虹村兄弟と和解しかけの瞬間、「レッド・ホット・チリ・ペッパーくるぞ」という時に突然サーモグラフィーカメラみたいな視点が。形兆が赤くなっています。

まさか…と思った瞬間、窓からシアーハートアタックが飛び込んできます

形兆は逃げますが、逃げ切れず爆破に合い死亡します。

原作を知っている人からしたら「マジか…」と思うことでしょう。

僕はそう思いました笑

この攻撃の正体が吉良吉影だとして、理由さえしっかり付くならば僕はプラス評価です。

音石明を出さないことで、ネズミまでの話を無かったことにでき、メインの話だけを進めることができます。結果、映画特有の中途半端なシナリオで無くなるかもしれません。

そして、先程挙げた良平とのエピソードを合わせることで、「良平の意志を受け継いだ」「虹村形兆の敵」という吉良吉影を倒す理由につながります

結果、もしかしたら重ちーの登場も不要になったかもしれません

(原作では仗助・億泰の友人「重ちー」が吉良吉影に殺されることで、仗助達vs吉良吉影という対立構造を作っていました)

ここまでの話を踏まえると、もしかしたら第二章で山岸由花子が吉良吉影に殺されるかもしれませんね。そして康一に戦う理由を付けさたりするかもしれません。

康一君が戦う理由は杉本鈴美絡みでの正義感であってほしいものです。

まとめ(評価)

【良かった点】

  • スタンドや戦いの描写がリアルで面白い!
  • 神木隆之介くんを始めとした、役者の完成度が高い

【悪かった点】

  • 仗助のキャラが少し暗く感じた
  • 無駄なドラマ性によって尺が削られている
  • レッド・ホット・チリ・ペッパーはありません!!

正直、良いか悪いかで言うと「悪い」という評価になります。

ですが登場するスタンドはカッコいいですし、戦闘もリアルです。

それに原作未読者でしたら、余計な偏見もありませんのできっと楽しめると思います。

熱狂的な原作ファンにはオススメしませんが…笑

一方で原作ファンにもオススメできる『東京喰種』

一体どこで差がついてしまったのか……

ぜひ、劇場まで向かいご自身で確認してください!

映画を見た人は原作と見比べてみましょう

映画を見た人はぜひ原作と見比べてみてください。

演出の違いがはっきりわかるので、違った楽しみ方ができると思います。

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もう映画を観に行く必要ないね!

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